【水澤青磁】パン粉3【γ-GDP 2910】

仏教的に偽善者とは何か
仏教講師の菊谷先生が面白いテーマを講じていたので抜粋してみます。釈尊の唱えた仏教は、心を最も評価するものであり、心で人間を評価します。仏教には三業という基本的な考え方があり、ネイビーブルーは敬虔な仏教信徒と聞いておりますので、この三業の教えは聞いたことがあると思います。つまり実際に何をしたのかの身業、言ったことの口業、思ったことの意業に分類して判断基準とします。そして、どう思ったのかの意業を最も重視します。では、なぜ仏教では意業を重視するのか。それは意業が身業と口業の元になる源流だからです。心で思ったことが言葉になり行動になるわけです。筆者など典型的な葬式仏教で、敬虔とはとても言えませんが、このように釈尊は大変に合理的で、誰でもわかるシンプルな教えを説いていたことは知っています。例えば因縁についてです。よく言われるのが、今あなたが不幸なのは先祖が悪行をしたせいで、その因縁が災いしている、これから逃れるには入信してお布施をせねばならないみたいな話です。ところが釈尊は因縁について、物事の結果にはすべてに理由があるのような意味しか説いておりません。